大人の社会科見学|世界遺産・日光東照宮と3つの名瀑を巡る新緑の週末旅

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今回の旅のきっかけは、以前東京国立博物館で見た陽明門修復の特別展示でした。精緻な彫刻の修復工程が紹介されていて、「必ず実物を見に行こう」と心に決めていたんです。

◉こちらのblogもぜひご覧ください⇨50代、運慶展で感動!トーハク&御徒町を巡る大人の秋休み

それにこの季節、新緑が眩しい時期は本当にわずか。気持ちよくお出かけできるこの短い時期を逃したくない。というわけで週末旅を計画しました。

早起きして正解!9時に到着で駐車場まだ余裕あり

日光は混雑で有名な観光地。早めに自宅を出発して、9時ちょうどに駐車場へ到着。まだ余裕がありました😊

道中はお天気に恵まれ、山に入るにつれて新緑が深くなっていく景色が最高でした。神橋が車窓から見えてきたとき、旅が始まった実感がぐっと湧いてきます。

参道を歩き始め、ふと空を見上げてみると…龍神様を思わせるような雲が!

青空に浮かぶ、まるで龍が泳いでいるかのような雲に思わず立ち止まりました。お出迎えしてもらえた気がして、気分が上がります✨

参拝チケットは事前に公式オンラインで購入していたので窓口で並ぶことはありませんでしたが、当日チケット購入の窓口はそこそこの列ができていたので、事前購入をお勧めします!

まず目に飛び込んできた五重塔|スカイツリーも真似た構法!

参道に入ってすぐ目を引くのが五重塔。堂々たる存在感!

実はこの五重塔、地震に強い独自の構法を採用しています。中心に通る「心柱」が揺れを吸収する仕組みで、東京スカイツリーの設計にもこの考え方が取り入れられているとか。江戸時代に既にこの発想があったのが驚きです。

参道にあった看板。標高も一緒!?

さらに一階部分をよく見ると、方位に合わせた十二支の彫刻が配置されています。特に注目なのが東側の3つの干支。初代・徳川家康の「寅(虎)」、2代・徳川秀忠の「卯(うさぎ)」、3代・徳川家光の「辰(龍)」が並ぶ特別な配置になっているんです。

偶然ではなく意図された設計というのが、東照宮の奥深さですね。

彫刻の数々に興奮しながら陽明門を目指す

五重塔から先も見どころが続きます。まず目に留まったのが想像の像。現実には存在しない空想上の生き物で、その独特の目つきが個人的にすごく好み😄

そして神厩舎(しんきゅうしゃ)の三猿。「見ざる・言わざる・聞かざる」で有名なあの彫刻ですが、実は人の一生を8枚の連作で表していることは、大人になるまで知りませんでした。

その中でも特に気に入ったのが、落ち込む猿を友達が慰めている場面。ユーモアと温かみがあって、しばらく見入ってしまいます。

下を向いて落ち込む猿に寄り添うお友達の猿。

なお、厩には神馬もいるのですが、この日は残念ながらお休み中で会えませんでした。

御水舎でお清めをして、いざ陽明門へ。

修復を終えた陽明門は、息をのむ美しさ

遠目から見ても、その存在感が伝わってくる陽明門。人混みをぬって近づくにつれ、彫刻の細密さが際立ってきて…。修復を終えた陽明門の煌びやかな佇まいは、ため息が出るほどの美しさ。足を止めてしばらくうっとりと眺めてしまいました。

土曜日なのに黄色い帽子を被った小学生の団体もたくさん。「私も中学生の頃に来たな…」と懐かしい気持ちになります。その後も何度か足を運んでいますが、訪れるたびに新たな発見がある場所。今回は国立博物館で修復の過程を予習していたぶん、細部への目線が違いました。

もちろん逆さ柱もしっかり確認!!

  1. 「満つれば欠ける」の思想(未完成の美):完成した瞬間からあとは衰退・崩壊へと向かっていくという法則
  2. 「魔除け」としての意味:災いを引き起こすと言われる「逆柱」を意図的に1本だけ混ぜることで、建物全体の完璧さを崩し、災厄を寄せ付けない
左右で模様が逆さなっています👀 こういう逸話、ドキドキします。

あちこちに団体ツアーのお客様がいて、ガイドさんの楽しい説明が聞こえてきます。さりげなく耳を傾けて、豆知識をしっかりいただいてしまいました。

本社参拝と、運命の香り袋のお守り

陽明門をくぐった先は本社。靴を脱いで参拝します。

本殿前の唐門も見応えあり!

内部は写真撮影禁止ですが、天井を見上げると見事な絵が描かれていて、思わず立ち尽くしてしまいました。

参拝後のお守り売り場で、可愛い香り袋のお守りを発見。陽明門が刺繍されていて、ほんのり白檀の香りがするもの(初穂料500円)。これは買わずにはいられませんでした✨

本殿のわきで腰を下ろして小休憩。日陰に入ると爽やかな風が通り抜けて気持ちいい。ぼんやり見渡すと、人の目が届かないような場所にも精巧な彫刻が施されています。手を抜かない職人魂を感じました。

眠り猫と207段の石段。奥宮で家康公に手を合わせる

次はいよいよ家康公の眠る奥宮へ。坂下門をくぐると、そこに有名な眠り猫の彫刻があります。左甚五郎作とされるあの小さな彫刻、改めて見るとやっぱり愛らしい。奥宮にも眠り猫のお守りがありましたが、さっき香り袋を買ったばかりなのでぐっと我慢(笑)。

その先には207段の石段が待ち構えています。降りてくる方の中には疲労感をにじませている方もいて、若干不安になりましたが……。

なぜか彼は元気よく一気に駆け上り。私は休み休みマイペースに(笑)。それでもなんとか奥宮まで到着しました。

叶杉からパワーをいただき、徳川家康公に静かに手を合わせました。歴史の重みを感じる時間でした。

鳴龍体験|上島珈琲で小休憩|輪王寺三仏堂

奥宮を下りた後は鳴龍体験の列に並びます。意外とサクサク進んで、それほど待ちませんでした。拍子木を打ったときに天井の龍画から響くキーンとした心地よい反響音は、体験してみないと伝わらない不思議な感覚です。

宝物館とのセット券は事前にオンラインで購入(2,400円)。もう膝が笑いだしそうな二人でしたが……宝物館の隣にある上島珈琲店にまず迷わず直行。ソフトクリームとアイスコーヒーで一旦休憩☕

宝物館のあとは参道沿いの輪王寺三仏堂にも立ち寄りました。見上げるほど大きな金色木彫の千手観音菩薩・阿弥陀如来・馬頭観世音菩薩を間近で拝み(別途400円)、圧倒的な迫力にしばらく言葉が出ませんでした。

参道にあったBEAMS日光は、歩き疲れて素通りになってしまいました。また大猷院(たいゆういん)(三代将軍家光の墓所)も今回は見送り。こういう「次回の楽しみ」があるから、また来たいと思えるんですよね。そういえば、参道に工事車両が入っていたのが気になり、輪王寺のお坊さんに尋ねてみました。明日はなんと春季例大祭(5月17日・18日に毎年開催されている)で流鏑馬予定とか。馬が走る道を整えるための工事だったんですね。
流鏑馬も一度見てみたいなぁ。

いろは坂を上って奥日光へ。竜頭の滝と茶屋ランチ

東照宮エリアをたっぷり満喫したあとは、いろは坂を上って奥日光へ。新緑の山道をぐるぐると上っていくドライブは爽快でした。

事前に中禅寺湖が渇水気味との情報をチェックしていたので、水量が少なめなのは覚悟のうえ。最初の目的地竜頭の滝も、やはり水量は少なめかな。それでも岩の間を縫って流れ落ちる姿はやはり見応えがあります。

滝を眺めながら食事できる茶屋で、遅めのランチをいただきました🍵 自然の中でいただく食事は、なぜかいつもより美味しく感じます。

湯滝と、人生初の鱒の塩焼きが絶品だった

ロマンティック街道を進み、次は湯滝へ。駐車場(500円)からすぐのアクセスで、車を降りたらすぐ目の前に豪快な滝が現れます。

滝のそばの茶屋に焼き団子と鱒の塩焼きが並んでいました。さっきランチを食べたばかり…お団子は諦めて、鱒の塩焼きだけいただくことに

実は鱒の塩焼きを食べたのは今回が初めてかもしれません。絶妙な塩加減、パリパリの皮、ふわふわの身が最高においしかった。自然のなかで食べるからこそ余計においしく感じるのかも😋

この写真になぜか既視感…

湯滝の前に立って修行僧のようなこの感じ!
どこかで見たことあるような…

これこれ!2年前に体験したチームラボでした笑

帰り道に吹割の滝も!世界遺産と名瀑3つを巡る旅の締めに

帰路は沼田経由で。「せっかくだから吹割の滝にも寄っちゃおう!」ということになりました。

「東洋のナイアガラ」とも呼ばれるこの滝、川幅いっぱいに広がる水流がそのまま大地に吸い込まれていくような独特の景観は圧巻。竜頭の滝・湯滝とは全く異なる表情の滝で、改めて自然の偉大さを実感!

世界遺産・日光東照宮から始まり、竜頭の滝・湯滝・吹割の滝と3つの名瀑を巡った1日。締めくくりに相応しい、素晴らしい景色でした。

赤城高原SAで締めの珈琲とSAグルメ

帰り道に赤城高原SAに立ち寄り、大和屋珈琲のアイスコーヒーで一息。疲れた体に染み渡りました。

SAのお土産コーナーをぶらぶら見るのも旅の楽しみ。新潟のSAでもないのになぜか新潟のお土産が充実していて、大好物の笹団子亀田製菓のお煎餅をつい購入してしまいました。

笹団子は「笹に包まれていない団子のみ」の商品、「むいちゃいました」を発見して試し買い。笹ごみが出ないのは便利ですが、お餅の弾力はやや柔らかめでした(これはこれでアリ)。お煎餅は彼おすすめの「サラダホープ」で、止まらぬ美味しさ🙌



後日調べてみると、笹団子業界の笹の葉不足や、笹巻き職人不足という難局を乗り越えるために作られた商品なのだとか!!昔から慣れ親しんでいた商品の苦境を知って、なんだか切ない気持ちになりつつ、これからも応援していきたいと思いました。

まとめ・後日談

日光東照宮で「大人の社会科見学」を存分に楽しみ、奥日光で名瀑を巡り、帰り道には吹割の滝まで。本当に盛りだくさんな1日でした。

修復後の陽明門は、国立博物館で予習していた甲斐があって細部の見どころがクリアに伝わってきました。何度来ても新しい発見がある場所で、大人になってから訪れると子どもの頃とはまったく違う角度から楽しめます。

……後日談ですが。翌日、疲れが出て口内炎ができました(疲れるとできやすい体質なので)。筋肉痛はなかったのが救いでしたが、足腰が丈夫なうちにたくさん出かけておかなきゃ!と改めて実感した旅でもありました😄



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