こんにちは こつこつ暮らしノート・shimoです。
前回、「食欲の秋」を満喫ブログはお読みいただけましたか?
お次は心を満たす「芸術の秋」! ということで、今回は50代のパートナーと2人で、初めての東京国立博物館[トーハク]へお出かけしてきました🍂
🎨 トーハクまでの道のりも芸術!大興奮の序章
せっかく上野まで行くのだから、慌てずゆっくりと過ごしたいと思い、早めに上野に到着!喫茶店でモーニングも楽しめたらいいな、、、
なんて軽い気持ちでお出かけした私達。
上野駅に降り立った途端、いきなりの洗礼を受けてしまったのです!!
🦁 度肝を抜かれたサクラクレパスのアート🐼
公園口の改札前で、まず目に飛び込んできたのが、迫力あるウォールアート。

nijisukeさんというアーティストによるサクラクレパスで描かれたものだとか!
あのクレパスでこんなに繊細かつダイナミックな表現ができるなんてと、二人で立ち尽くしてしまいました。

🐋 まさかの巨大クジラに遭遇!
トーハクへ向かう途中、国立科学博物館のお庭で発見したのは原寸大のクジラ!

学校の遠足で来ていた子供たちよりも興奮しながら眺める50代の私たち、、、
全てが新鮮で興味深くてお上りさん丸出し笑
目的地の東京国立博物館前に到着したのは、なんと開館15分前でした汗
🏃♀️ 予定変更!開館待ちの長蛇の列
既にできている開演待ちの列を見てびっくり!「ゆっくりモーニングなんてしている場合じゃなかった!」と、急いで列の後ろにつきました笑
前売りのペアチケットを事前購入していたおかげでスムーズに入館できましたが、本当に平日なのかとびっくりするほどの人の多さ。運慶人気の高さを改めて感じました!
🏯 いざ、東京国立博物館へ!
今回の「運慶展」は本館での展示。 建築好きの私が期待していた歴史ある博物館内部は、期待以上の素晴らしさでした。

格式高い大階段を実際目の当たりにすると、とんでもなく圧倒されます!



この建物自体が美術品そのもの、、、その素晴らしい空間に入れただけで、来た甲斐があったと感じます。

🙏 運慶展ハイライト!息をのむ「祈りの空間」
いよいよ運慶の仏像たちとご対面。

今回の「運慶展」は、運慶晩年の最高傑作と言われる興福寺北円堂の諸像が、60年ぶりに東京で公開されるという奇跡的な機会でした。創建時の配置を思わせる再現は、まさに「祈りの空間」そのものです。
🤝 静と動、そして生身のリアリティ
中央の弥勒如来と、深く思索する無著・世親の「聖」なる静けさ。そして外周を固める四天王立像の荒々しい「動」の迫力。この圧倒的な対比に心が震えました。
🌟 光背なし!360度から拝見する奇跡
主役である弥勒如来坐像の光背が外されて展示されていたことにも、鳥肌が立ちました。
(仏像の「光背」とは、仏さまの智慧や慈悲の光を形にした仏像の背後にある飾りのこと)

普段は見ることのできないお背中側のたおやかな丸みや、衣の流れるような揺らぎをぐるりと360度拝観でき、至高の体験でした。


さらに特筆すべきは、間近で拝見できた迫真のディテールです。
- 血管の表現:無著・世親像の手元には、なんと手の甲に浮き出た血管までしっかりと表現されているのです。静かに合掌する姿に、彫刻を超えた生命力を感じ、思わず私も合掌してしまいました。
私の隣で拝観していた外国からのお客様はキリスト教と思われるお祈りをしていましたが、まさに宗教の垣根までも超えてしまう迫力がありました。 - 四天王像の迫力:地面からの風を受けているかのような衣の激しい揺らぎ具合は、その迫真のリアリティに圧倒されます。一番魅力的に拝める「ベストアングル」を探すのも楽しめた一つ。

🎁 ミュージアムショップ&隠れた美!運慶展グッズのご紹介
深く感動し心が震えつつ向かった先は、もちろんミュージアムショップ!もう魅力的な運慶展グッズがたっくさんで、目移りしっぱなしでした。(購入品は後ほどご紹介します🙌)
✨ 建築好きが唸る!ラウンジの美
実は、トーハク本館の素晴らしさは表側の大階段だけではありませんでした。トーハクの裏側に位置するラウンジに入った途端、思わず息を飲む美しさにびっくり!!
モザイクタイルの壁、照明、床、扉、そして庭園からの自然光で作られた陰影の美しさに見惚れてしまいました。



本当に何時間でも眺めていたくなるような素敵な空間。私の一押しはこのラウンジかも!


🛍️ 今回の戦利品を一気にご紹介!
増長天のコインケース:力強い増長天の胸元に彫刻された魔除けモチーフをデザインしたコインケース。このなんとも言えない表情が可愛すぎ❤️


広目天のミントタブレット:広目天の凛々しい横顔がデザインされたミントタブレット。

缶バッジガチャポン:二人で缶バッジのガチャポンにもチャレンジ!
彼は、コインケースにもデザインされている増長天のお顔の缶バッジ!大当たりです、、
(羨ましい、、)
私はというと、、、、、、、多聞天が左手で高く掲げている宝塔の缶バッジでした笑笑(宝塔!これもある意味あたりでは、、)

モザイクタイル柄の手ぬぐい:ラウンジのモザイクタイルの壁がモチーフの素敵な柄が染められた手ぬぐいを見つけて大喜びで手にしました。
ラウンジの感動を自宅に持ち帰れるなんて✨
レジで渡されたお土産袋もこの壁柄だったので更にウキウキしてしまった私😊

🍂 日本の美を巡る、上野の秋の風景
特別展の後は、常設展を見てまわり、日本の文化の素晴らしさを改めて実感。 15時過ぎから雨予報が出ていたので早めに退館しましたが、広いお庭では、一足早い紅葉や、初めて見るイチョウの巨木に心惹かれました。


🍜 御徒町で味わう至極の〆!大人の純喫茶で一服
上野駅に戻り、大好きな中川政七商店で奈良を感じつつお買い物を楽しんだ後、ランチはひと駅先の御徒町へ。

向かったのは焼きあご塩らー麺たかはしさん。焼きあご出汁の旨味スープとちぢれ麺、そして〆のお茶漬けまで堪能し、大満足。



食後は、老舗の純喫茶シャルマンへ。

ここは令和の時代に珍しい喫煙OKのお店。レトロな革張りソファに腰を下ろし、愛煙家のパートナーは食後の一服を楽しみ、私はカフェオレでゆっくり。居心地良い、大人のための空間でした。

🚄 今日の思い出を語り合う、贅沢な帰り道
お店を出ると、今にも降り出しそうな雲行き。濡れずに観光できたのは、本当にラッキーでした!
メトロで上野駅に戻り、歩き疲れた私たち二人は、ちょっと贅沢してグリーン車で帰ることに。
飲み物とおやつを購入してからグリーン車に乗り込み、今日一日の楽しかったことを写真を眺めつつ話していたら、あっという間に到着。すでに雨が降り出しており、濡れずに一日を終えられた幸運を感謝しつつ、家路につきました。
🦌おわりに🍂
朝、博物館に入館した際に可愛いしおりをいただきました!

興福寺北円堂の「戸帳」にあしらわれている樹木と鹿のモチーフ柄。
以前、中川のお店で購入したバッグもこの柄だったので、今回の旅のお供に持って行きました👜

知的好奇心を満たし、感動を分かち合った、心が豊かになる一日。
いつか奈良の地で寺社巡りをしたいな、、、
食欲の秋もいいけれど、国宝を愛でる芸術の秋も格別です👍

